2008年04月01日

川柳雑詠 その10(3月分)

 年度末、なにかと慌ただしく過ぎ去った3月でした。

*目くじらを 立てず会話だ シェパードよ

南氷洋の捕鯨を巡って、日本の船がねらわれている。


*省エネに、深テレ止めよと 朝テレ言い

深夜放送の無駄は私も感じる。
月1回の深夜テレビの田原氏司会の「朝まで生テレビ」で論客がもの申している。


*公明党の 大臣今は 道路族

冬柴さん、あなたもすっかり染まってる。


*偽装物 ほとぼり醒めりゃあ もうたかる!

赤福も吉兆も行列ができるほどの盛況だそうな!


*「政治家の 品格」誰か 書いてよね

説明無用!国家を動かす者がていたらくでは庶民の心もうつろぐ


*子育ては 自転車3人 乗る技術

両手を繋いで、周りの景色の変わっていくのを楽しみながら親子で歩いていったらどうなの!下手に転倒でもしたら、その子の人生も変わるかも!


*そこら中 隠しカメラが 回る世に

私たちの歩いている所、カメラの目が光ってる。プライバシーの問題がこの部分にかかってきたら操作はどうなる?


*足音で 目線下げて やり過ごす

近づいて来る「たらたら」とした足音。関わりにはなりたくない感じ。我がパートナー盲導犬に手でも出されたらどうしよう!


以上、お粗末でした。


posted by よろてん at 23:05| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 川柳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月29日

川柳雑詠 その9 (2月)

* ユーザーに 黙って撮るやつ 吠えてやれ!

盲導犬を携帯のカメラで知らぬ間に撮っている者がいる。「吠えない」ことが定説の盲導犬に吠えられたら、その人ショックかなあ!断ってから撮ってね。


* 人の物 かってに触る 無礼者 

「いやあ、可愛い!」などと、傍に私がいることなどおかまいなく盲導犬に触りに来る者がいる。他人の物と自分の物の判断もつかないらしい。不用意にかまわれることは、時と場合によって、その盲導犬の集中力を失わせてしまう。


* 橋下も朝青龍も「死ね!」という

大阪の橋下新知事は、職員に。品性を訪われている朝青竜は記者段に囲まれて「死」という言葉を発したとテレビ・新聞は報道する。


* 毒入りを 知らずに食べて 生きてます

あらゆる食品を検査すれば、疑わしきものはぞろぞろ出てきそうなご時勢。内部告発がなければ、腐る手前のものを食べさせられているかもしれない。戦後より清潔な食品を食べているようで、現実はそれ以上に消化器の抵抗力ができているのかも?


* 基地の子女や 漁師守れぬ 防衛って

防衛省は何を「守る」ためにあるの?
たとえ守れなくても、せめて一生残る心の傷やまじめに生きていこうとする人の生命だけは奪わないでくれ!


* 投票率下がって 上がる人もいる

固定票の多い政党にとっては、浮動票が少ないときはチャンスである。今回の京都市長選も予想を上回る接戦となった。


* 性や色 そのバリア取る 選挙戦

米・民主党予備選で、クリントン・オバマ両候補が戦っている。一方では女性と黒人という社会的にこれまで弱者とされてきた立場の人たちの戦いでもある。
posted by よろてん at 22:05| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 川柳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月04日

川柳 雑詠 その8 (1月分)

1月にもいろいろな話題があり、
ネタには苦労しないのに、
出来映えはさっぱりです。

さて、この1年でちょっとは上達するかな!

* つい癖で 賀状の点字 校正し

30数年、点訳講座をやっていると、点字を読むとき、ついつい「この書き方はおかしい!」などとチェックを入れたくなる。
それにしても、点字のルールはボランティアの方がよほど正確である。


* ユニスくん シャンプー終わった 
さあミルク!

ユニスの大好物はミルク!
いままでは、お屠蘇代わりにミルクを正月にやっていたのだが、犬にとって何でもないときに与えると、また次を期待する。
それよりも、あんまり好きでもなさそうなシャンプーの後にやった方が、動機付けとしては良いかな、と思って方針転換。


* 学者より テレビ出てはる 人でっせ

その内、地方自治選挙ではタレントでないと勝てない時が来るのでは?
地方行政を政策抜きで選んでいって良いのかなあ…


* ガソリンに まず負わすのは 環境税

油に道路財源としての税金を課し続けるかどうかの話題。
道路族の懐を暖めさせる前に、排気ガスで汚染される地球の環境を守るための財源確保が必須だ。


* 4大関 揃って勝てば 番狂わせ

両横綱の千秋楽・結びの一番で盛り上がり、業界も一安心?というところである
が、横綱の下の大関は惨憺たるものである。
誰かが常に角番に立たされている。
「もう一度負け越せばよいのに!」と思ってもしまうが、どういう訳か持ちこたえる。


* 冬将軍 しっかり続け がまんする!

温暖化で「暖かい冬」などと喜んではいられない。
寒い日が続くと、「まだまだ地球も持ちこたえているな!」と応援したくなる。


* 密猟で さえずり競う 目白賊

なんでも、テレビ「ふんまんコーナー」によると、美しいさえずりで知られる目白を捕獲して、その音色を競わせて金儲けをする者がいるらしい。
この主の放送、法の網の目をくぐり抜けて悪いことをする人間を取材しているようだが、「なぜもう1歩踏みこんで悪の根絶に勤めないのか」と、聞いているこちらの「ふんまん」のボルテージが上がるばかり。


* 浦島の ような手紙だ 15年

* 店長に 下手になるもんじゃ
  ありません

* 合い言葉 今日も生きてて 良かったね

何時・何処で・何がおこるか分からない。
危険は日常的にあらゆる場面で発生している。
posted by よろてん at 22:23| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 川柳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月30日

川柳雑詠 その7

 
 *犬(盲導犬)と子(我が子)を 
           比較せんとき お母さん

町中やバスを待っているとき、「あの犬の方がよっぽど賢いよ!」と子供に話しかけている親がいる。トレーナーと我が子の躾けを比較するのであれば分からぬこともないが。

 *お留守番 ピンポン!「よっしゃ!」 判握る
年末ともなると家人はお買い物。「留守の間に何か届くか」とはいつもの問いかけ。宅急便がくれば、サインの替わりに「これを」と判子を出す。留守のときにかぎってよく「ピンポン」となる。

 *ガラスふき 寒くないとは 喜べん

明日から寒くなるという前の日、年末恒例のお役目「ガラスふき」。太陽さんさん・風邪も弱く、2時間程度の作業も暖かな中で終えるが、この温暖化こそが問題!

 *携帯にしてる挨拶 横で受け

通勤途上などで、「おはようございます」などと声が聞こえると反射的に「おはようございます」と返すことがある。1呼吸おいてみれば、それは見知らぬ営業マンの携帯相手の会話であったりする。ちと気まずい。同様に、近くで挨拶をされたと思ったら私の後ろに本命の方がおられたりすることも。まあまあ見えないということは、こうした気疲れもあるのでございます。

 *稲尾様 天で仏か?神様か?

プロ野球・西鉄ライオンズの鉄腕稲尾は、日本シリーズで巨人を3敗から4勝に導く快投をするなどして、神様・仏様・稲尾様と言われた。その稲尾も70歳という年で天国へ。


 *動物を見らなわなければ ならぬ世に

親子の間に殺人事件がおこったり、刃物や弾丸が飛び出す毎日。動物の親が子を命をかけて守る姿。食べるものを求めて日夜心身を使う動物たち。何時から人類は動物より劣る生き物に堕落してしまったのだろう。
真に、生きるために必要なものは何なのかを、最大公倍数ではなく、最小公約数として求めていくことが、地球で、日本で、そして、地域社会で求められているのではなかろうか。
posted by よろてん at 21:16| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 川柳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月17日

川柳雑詠 その6


 *迷ったら ユニスに任せろ お父さん

 職場から自宅へ帰る道。点字ブロックを一つ踏み間違えたか、「なんで、今日にかぎり真っ直ぐ行くんや」と、ユニスを諭しながら、もと来た道へ戻りかける。それでもやっぱりおかしい。幾度か行きつ戻りつする内、ユニスは自分の意思をもって動き出す。
私は「なんでこんな所で迷ってしまったか」と混乱状態になっている。どうせ毎日のように通る道。こうなったらユニスに任せておくか、とハーネスに引かれて行くと、電車の走る音が聞こえてきた。やれやれ!方向が分かった。
 それにしても、歩いている中で空白の時間というものがあるものだ。白杖を使って歩いていたら、こんなことはないかもしれない。ドライバーでも慣れている所ではこれに似たことがあるのかもしれないなあ。


 *偽物は(にせものは) 食品よりも 公約や

 年金問題は老後の生活を支える重要課題。なのに、福田首相や舛添厚労省の吐き出す言葉のなんと軽くそして責任感のない発言か。なさけなくも、思わず「こんなものか」と、苦笑いさえ出てしまう。国民はもっと真剣に怒らねばならない。


 *お役人 以前はお上 今お下

 かつては、「お宅のご主人は堅い所にお勤めでうらやましいは」 「そんな、給与は安いし頑固で融通性がなくて困りますよ」と井戸端会議で出たものである。だがしかし、今ならどうだろう。民のために献身的に仕事をする公務員とは到底思えぬ風潮が世間には広がっている。「お宅でも何か甘いお話なんかあるんですか?」 「いいえ、そんな物はないと思いますけど、言わないから分かりませんよね」とでもなろうか。こんな冗談話ですませられる問題ではない。


 *上り下り(のぼりおり) 手すりに手が 
                   行く年となる

 今までなら、とんとんとんと、走らんばかりに乗り降りしていた階段やステップ。
今は「よいしょ!」と1段ずつ確認して移動することが多くなる。年には勝てん!


 *親指は パチンコだけじゃ ないんだね

 携帯にひたすらメールを書き込む姿を見かける。その手際の良さと「あの熱心さを他に生かせないものか」と。それにしても早く打てるものだとやっかみ半分で感じていたが、あれを人差し指でなく、親指で打っているとは知らなかった。息子の嫁さんに聞いて初めて分かった。手動式パチンコの時代は親指の技術だった。


 *失敗を どう受け止める その器

 職場で消化器を間違って室内で噴出させる事件がおきた。この事態に周りの反応様々である。もし現場に立ち会っていたら、さて私ならどう反応したか?それにしても、当のご本人が「ちょっと早い目の大掃除になって良かったと言っておられる人もありますしね」とは、ちょっと考えさせられる。
posted by よろてん at 21:47| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 川柳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月07日

川柳雑詠 その5

 *ハーネスに その日の健康 伝え合い

 ユニスとお出かけです。ハーネスを通して互いの今日の状態・気分が伝わります。
「お父さん、今日は足取りがちょっと重そうだからゆっくり付き合うよ」、
 「ユニス!えらい今日は張り切ってるね、それなら私もしっかり歩くよ」。


 *防衛費 苦しむ国民 犠牲にし

 その日の暮らしにもきゅうきゅうとしている人が多い中。最小限度の生活を経済的に支える事ができたら人間としての尊厳を復帰できる人。
 「国家を守る」というのは、国民一人ひとりの命を大事にするということでなければならないのでは?国家を守るのは「資産を守る」としか感じ取れない。


 *政治ネタ 娯楽に変えて 視聴率

 テレビでおなじみのコメンテーターを並べて、言葉のキャッチボール。論点を明らかにするというよりは、そのやり取りを愉しませている。


 *殺害の 報道規制 するべきだ

 「知る権利」 「情報の公開」。しかし、日常的に垂れ流される報道が倫理観を失わせてしまっていることに、もっと真剣な論議が必要ではなかろうか。全く恐ろしい日本になったものだ。
 

 *術直後 シャワーつき個室 無駄だった

 入院。視覚障害者として一人で行動しやすかろうと、思い切って個室を申し込み、たかが鼻の手術後だからと、シャワーつきの個室を申し込んだが一度も使えず、「ああ、もったいないことをした!」。病院も、それならそうと言っておいてくれるのが親切というものでしょ!それは「儲け主義」。


 *パスワード 保管し忘れ また後悔

 パソコンが故障したら、再度ソフトやデータは入れ直す。そんな中にIDやパスワードがなければ機動しないものもある。
パソコンの外に「保管しておかねばだめですよ」と言われていながら、ついつい怠っていて、さて再起動となったときに平身低頭で発行元にお願いせねばならない。「今度こそこりました」、と何時も思っているような気もして。
posted by よろてん at 21:41| 京都 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 川柳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月05日

 川柳雑詠 その4

 *言いたいこと 目でも言いたい 盲導犬

 盲導犬だって物申したいことはいろいろあろう。見える者と一緒に歩いていると、盲導犬もその人の方を向いて訴えようとする。わが主人は目が見えずアイコンタクトが取れずもどかしく、ちょっとせつない!


 *鼻手術 メス持つ声に 耳を立て

 8月に鼻の手術をし、お陰様で11月末で完治の宣告をしてもらった。あの手術室での情景が蘇る。麻酔が効いていると思って、部長と転勤してきたばかりの医者の会話。「ちょっと、どうしようと思っているの?」 「すみません」。その転勤ドクターB氏も4ヶ月後にはそれらしくなってきていました。ユニスも一緒に診察室で、私の快復ぶりを見ていてくれました。


 *広島へ 足向け寝れぬ お虎ちゃん

 阪神は広島カープで育った選手を何人とったら気がすむのだろう。広島の付録球団にならなきゃ良いが。


 *寄せ集め 巨人・阪神 どちら勝つ

 来年のチーム作りにストーブリーグは、これから活発になりそう!タイガーズも金回りが良いのか、あちこちから選手を集め出す。ねっからの虎ファンは喜んでいるだろうか?
道上洋三はぼやいていましたよ。


 *小粒でも 夢はでっかい 北京行き

 久しぶりに野球の面白さを感じさせたアジア予選。あの必死さが日本人に余計に訴えたのかも!放送席の力の入りようが伝わってきたことも良かった。

 *パソ・トラだ とたんに時間 空回り

 何でも略す時世。パソコントラブルも「パソ・トラ」としたが、流行語にはならないかなあ!それにしても、パソコンがトラブルと、その日の日程も大幅に狂ってしまう。同じ動作を何回も繰り返してみて、「やっぱりだめか!」と。私などは自力で解決できぬことを承知しているので、すぐにサポーターの人に頼ってしまう。長時間つき合ってくださる方には申し訳ない思い一杯だ。

posted by よろてん at 13:37| 京都 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 川柳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月30日

川柳雑詠 その3

* 服装で 行き先き見分ける ユニス君
 散歩、出勤、旅行に出かける時。その時々の服装や靴をみてユニス君、出先きを判断し、しっぽの振りようも微妙に変わる。

* ユニス君 今日はこっちへ 行くんだよ
 何時も歩き慣れているルート歩行をしていると、三叉路などで違う方向へ行くよう指示を出しても、「そっちじゃないよ」と、しばし足を止めてしまうことがあるユニス君。盲導犬は「連れて行ってくれる犬ではないんだよ。分かってるかユニス!」

* セーターが 昨夜の料理 記憶する
 この年になると、昨日の「夕食はなにを食べたっけ」と思い浮かばぬこともしばしば。前日着用していたセーターを着ようとして「ああ揚げ物だった!」と記憶がよみがえってくる。えっ!見えないからって特に鼻がきく訳ではありません。

* 点字読む 指に合わせて 暖房温
 指の触覚で点字を読む。室温が下がると触覚が鈍ってくる。とにかく点字の読める室温にはしておきたい。ときとして周囲の人との落差がある時も。

* ネジひとつ 無くて丸ごと 買い換える
 大事に丁寧に器具を使ってきて、ちっちゃな故障箇所が出てくる。点検してもらうとネジ一つの問題。しかし、部品はすでにないという。このねじ1本のために湯沸かし器など換えなければならないのか?代金も惜しいが、無用な廃棄物もこうして増える。

* 船場吉兆 黒星マーク 三つだぞ!
 料理屋の基準に☆をつけるという。味もそうだが、誰でも安心して入店できるところを高く評価して欲しい。
今回の句は何処かの万能川柳でも出ていそうなもの。

* 靴下も 脱いでほっこり 大あくび
 勤務時間も短縮。しかし、定年前には感じなかったほっこり感。我が家に帰ると身につけていた余分な物を全て取り去り、やれやれと出るのはあくびばかりなり。
posted by よろてん at 22:21| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 川柳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月20日

川柳雑詠 その2


 盲導犬と一緒にいると、知らぬ人からも時々「お名前は?」と声がかかることがあります。相手の求めていることは分かっているのですが、自分のことをさておいて失礼なやっちゃ!と。

*「お名前は?」「私の?」「いいえ・盲導犬」

 ようやく自由に使える時間も、そこそこ出てきて旅行に出かけることもちょこちょこ。
出かける数日前から、旅行先の天気予報も気になります。多少はましな予報をしてくれる予報士はいないかと、結果は同じなのにチャンネルをあちこち回してみます。

*予報士さん 旅行へ行くから 味方して!

 温泉地へ出かけても、その温泉が、実際に湧き出ているものかどうかも分からぬご時世。

*温泉も 中身信じて 浸かるだけ


 ノバの社長の不正経営が取りざたされ、社長室の中を公開。なおさら騙された人たちの気持ちを逆なでする。

*ノバ社長 ワンマンなのに 枕2個

 中日と日ハムの日本シリーズは、完全試合を目の前にした山井投手を、押さえのエース岩瀬に切り替えた落合監督のマネージメントが話題となりました。

*あと3人 記録に残るは 落合氏

 スポーツ選手のインタビューは涙の会見があまりに多い!それを喜ぶ風潮もある。
FA宣言した広島カープの新井選手の場合もそれ。新井くん、結局貴方も厳しく言えば金に目がくらんで泣いているだけ。

*泣くのなら どうしてカープ 捨てるのよ

 テレビの報道番組、1カ所を強く印象づけるシーンが多い。ほんとに知らせなければならないのは現象ではなく、その原因であったり、プロセスでなければならないのだが。

*部分的 拡大ニュース 裏見えず

 日本が打ち上げた月ロケット衛星「かぐや」、そこから写し出された青く見える美しい地球。宇宙からみれば一つのちっちゃな星にすぎない。その地球の中では、性懲りも無く争いがつきない。

*かぐやから 見れば同士だ 地球人
posted by よろてん at 20:56| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 川柳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月19日

川柳 雑詠 その1

 拙句で恥ずかしいかぎりですが、日頃感じたことを書き留めたものを紹介してみます。
 ご指導をいただければ嬉しいのですが…
ちょっと日が過ぎて鮮度が落ちているものもあります。

 盲導犬を連れて散歩していると、立ち止まったり、横へ譲って通るのを待ってくれる散歩犬。あたかも、我がユニスくんは、サイレンを鳴らして端っているパトカーや救急車みたい。そこで、

 * 盲導犬 道空けて待つ 散歩犬 

 毎日のように、朝青龍や時津風部屋の暴力事件を喧しく放映していたワイドショーが、今度は亀田親子について。

 * ワイドショー 相撲過ぎたら ボクシング

 60を過ぎて、頭に手をやれば3ヶ月経った今もまだ散発に行くには惜しいくらいの毛の薄さ。若かったあのころが懐かしい。

 * 散髪を 行くには惜しい 3ヶ月

近くの美容院へユニスと出かける。美容院ではひげ剃りはない。

 * ひげ剃りを 済ませ出かける 美容院

 先陣が積み上げてきた歴史と信用を「白い恋人」と「赤福」が利潤追求のために、お客を裏切ってしまった。

 * 信用を 土産で裏切る 白と赤

 10月23日、守屋元事務次官の業界との癒着が取りざたされている。まだまだいろいろ出てきそう。

 * 自衛隊 足下守れ 倫理観

 今度は地鶏をネーミングとした業者が、ただ同然の卵を生み終わった鶏を使っていたという。

 * 私たち なにを信じて 食べりゃ良い?

 厚労省は、血液製剤によるC型肝炎の発症患者リストを倉庫に保管したまま放置していたという。

 * 肝炎の 命倉庫の 中にあり

10月25日、シンドラーのエレベーター。前の日に点検したというに関わらず、2件も続いて事故がおこる。

 * 点検の ための点検 必要だ!
posted by よろてん at 21:16| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 川柳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする