7月24日は、ひとまち交流館でボランティア入門講座のある日。
この入門講座では、既存3グループがボランティアを志す受講者に活動紹介などをすることになっており、今回はユニーズもその1グループとして参加した。
6時半からということで6時過ぎには会場へ着いておこうとの思いで車で自宅を出た。ところが丸太町に近づくころから信号で止まる車の列が増えだした。最初は退社時間とも関係しているのかと思っていたが、それにしてはあまりに動きが鈍い。御池の信号を遙か前に見て時計は6時になりかけている。だめだ!四条通りを通り抜けるころには6時半を回っていた。ここで初めて気がついた。
今日は祇園祭りの「後の祭り」というイベントの日。気がついたころにはそれこそ「後の祭り」である。
焦る気をユニスとともに会場へ急ぐ。会場ではボランティアガイダンスということで話がまだ続いていた。途中からの話で骨子はよく分からなかったが、有償・無償、関わる気持ちの持ち方などによりボランティアと位置づけるかどうかの判断が決まるような内容で、これは初めから聴いておけば、疑問点など問えたのではないかとも感じた。
その後の時間、各グループの紹介の時間に当てられたが、限られた時間枠の中で、どれほど各グループの特性を把握してもらえたことか?
ボランティアを志す人にとっていろんな活動が有ることを知ってもらうのは一つかもしれないが、せっかく与えられた時間、説明するグループ側も受け止める受講者側も上滑りな内容に終わってしまわないかと感じた。
各グループ活動紹介10分ずつの中で、「ユニーズ」としては点字メニューのことやアイヘルパーのことを話したのがが、受講者のお一人「サバンナの風」さんからブログにコメントがあった。
その後、各ブースに別れて個々の受講者にアプローチしたが、当会では点字を知ってもらう一助として50音表を手がかりにご自分の名前を書いてもらって私が実際に指で読んで「何々さんですね」 「そうです!」というやり取りをしたり、アイマスクをかけてもらって一時ではあるが見えないことの疑似体験と腕を持ってもらって誘導することの実際を体験してもらった。
さて、この入門講座であるが、市民新聞でも紹介されており、本会も関われたらと思っていた。しかし、実際に関わってみると予想していたほどの効果が果たして得られるのかという疑問が準備会の段階で見え隠れした。
当日の運営についても考えて欲しい点が幾つかある。主催者として受講した人のその後の活動経緯について把握しておられないこと。
主催者側との接点を第一義にされていてアプローチした各グループへの参加を側面から支援するという体制になっていないこと。
3グループが集まるのであれば相互の情報交換などを通して「ボランティア」というもののあり方や物の見方・考え方を受講者と一緒に考えていこうとする、より参加型の形式が望ましいのではないか。
それこそがボランティアの語原「志願する人」に結びつくのではないかと思う。