京都は東海道五十三次の出発地点でもあり、全犬使会として出発式をするという。
この区間を共催する京都ハーネスの会としては、その場で京都府や京都市に対して、盲導犬使用者に対する助成の要望書を手渡したらどうだろうと考えた。
これまで各地の自治体の盲導犬使用者に対する助成をみていると、フード代や獣医にかかったさいの医療費、狂犬病の注射やフィラリアの検査や予防薬など。いろいろな形で援助している所がある。
残念ながら京都はほとんど何もない。地元に盲導犬協会があるにも関わらず17頭と、全国に千頭と言われる中でかなり少ない。
使用者に対する経済的援助がもっと充実すれば盲導犬使用者も増えるかもしれない。
そうした思いもあって公的援助を求める活動をしていかねばと考えているところだった。そこへ、この五十三次の出発式の話。運動を進めていくとっかかりとしてもちょうど良い機会と考えた。
まずは出発式までに担当係の職員と具体的な要望について話し合い、その要点を要望書としてまとめ当日読み上げようと考えた。
そうした考えを主催者である全犬使会に申し出たところ、「府や市には今まで補助犬に対して理解をしめしていただいている感謝状をその場で渡すことにしている。同じ場所で要望書を出されるのはいかがなものか?」との反応が返ってきた。
ちょっと以外とも思える反応であったが、にこにこムードでイベントを終えたい主催者の意向もある程度汲んでおかねばならないとも思い、行政との事前の話し合いを見合わせ要望書として読み上げることも引くことにした。
しかし、この判断には会員の一人から猛烈な反論が出た。一端やると言っておいたことを安易に引き下げるのはおかしいのではないか。盲導犬使用者の声を発していくことこそが今回の目的ではないのかと。
この声に砕けかけた腰を改めてしゃんと立ち直してみた。そして、結局出発式の挨拶の言葉の中にそうした要望を連ねることとした。
当日、空で挨拶するつもりであったが、要望を取り混ぜた話をそれなりにまとめて発するにはやはり書き物を手に持っていないと心許ない。
片手にハンドマイク、一方に点字が見に書かれた文字を撫でながらの話となって、さて説得力の訴えになったかどうか?
臨席していた役所の担当者からは要望に対するコメントは何も返って来なかった。
実質はこれから、使用者の多くが自分たちの要望として声を合わせて運動を進めていけるかが課題である。
2009年10月08日
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