市民啓発を目的とする京都ハーネスの会としては渡りに船である。
主催者側としては1区間(10から17km程度)を3人の盲導犬使用者で繋いでいきたいと考えたようだが、我々としては、複数の使用者と市民が一緒に歩いて、任されたコースをみんなで歩ききることを目標とした。
京都から大津での12km程度を歩ききるために盲導犬協会に、職員同行、同行程での車両の運転、マスコミ取材対応をお願いした。
まずは、京都・大津間、安全に歩ける道はあるのかの確認。打ち合わせの段階では有るような話であったが、実際に歩いてみる立場としては気になり、幾人かに訊ねてみると、そうでもなさそうだ。
盲導犬協会の職員の中には「とにかく安全第一、歩けぬ所は無理をせず車に乗れば良い」と考えているようだが、自らの足で1歩1歩を確認してこそ実感するものがある。
職員や会員の中から具体的な歩行ルートを得られそうにないので、京都に詳しいアイヘルパーのJさんに具体的なルートを見付けてもらえないかお願いする。Jさん、早速自らの足で全ルートを歩いて休憩場所などまで考えて提示してくれる。
しかし、下見の当日はご当人は参加できないとのことで、資料だけでは不安なところもあり、無理をいってJさんに同行してもらって山科から大津の道を歩いてみる。なるほど、調べておいてもらって良かった!行く箇所か迷いそうな所があった。
下見の日とウォークデー当日にハーネスの会をアピールする方法として横断幕を作ることにした。会の名前の他にキャッチフレーズを書き込むことになったが、なかなか名案が浮かんで来ない。そこで、ここでも会員外の人に妙案はないか相談して見て「盲導犬には愛の眼差しを使用者には声のご支援を!」という提案をいただいた。
歩行ルートにしてもキャッチフレーズにしても、「会員内で解決すべきではないか」との声もあったが、期日の迫る中で、力を貸してもらえる人があったことは心強い。
横断幕の次は市民へ配布するチラシ作り。文章は作ってみたが、やはり見栄えが肝心!ライトハウス祭りなどで啓発用のカードを自作されているKさんにレイアウトをお願いする。チラシのタイトルの横に小さく盲導犬の絵柄を配置してもらう。
この絵柄を使って「アイロン印刷でTシャツを作って見た」と聞いて、「それなら京都ハーネスの会のTシャツを作ってもらえないか」と話を進める。いろいろ試行錯誤してもらいながら下見の日までにレモン色の会の名前入りTシャツが出来上がり20数名が着用することになる。
当日を迎えるまでに、いろいろな場面で多くの人たちのお知恵や力を借りることで、ハーネスの会も確実に新たな第1歩を踏み出せた思いがする。
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