朝の散歩。
上り坂になっている住宅を抜けて帰り道の街道へ出る。ユニスと私が横に並んで歩けば前から歩いてきた人は、ぎりぎりで通れるぐらいの歩道の道幅である。足元もでこぼこが多く転倒しないように気を使って歩く箇所である。
今日も道を隔てた家の飼い犬がこちらを向いて盛んに吠え立てる。毎回のこと、「ええかげんに慣れんもんかいな」と思っていると、背後でバスが停車しようとする音。「ユニス、これには乗らないよ」とバスの進行方向へ向かって歩き出す。止まっていたバスが背後から私の横を通り過ぎるときハーネスを持たないフリーハンドの右手にバスのボディー側面が接触する。軽い衝撃で足がふらつくほどでもなく、まして巻き込まれるというような状態ではなかったので良かったものの場合によっては危険な場面も想定される。
バスの運転手も気になったのか、やや行った所で車を止め「大丈夫ですか」と声をかける。大丈夫とも大丈夫でないとも言えぬ気分で「気をつけて欲しい」という顔つきでやり過ごした。
どうも歩道でなく、何時の間にか車道を歩いていたようである。
このごろの歩・車道はガードレール的な柵が所々の切れ間を作って設置されている。
その切れ間の歩道に車が違法駐車されており、その車を避けるべく一端車道に逃れたものの再び歩道に戻ろうとしたらガードレールの有る所まで歩を進めていて、そのまま車道を歩いていたということが想定される。
こうしたアクシデントに 遭遇したとき、後からいろいろ振り返って見るのだがその検証が曖昧になってしまうことが多々ある。
今回の場合も歩車道の区別を感じる足裏の感覚はどうだったのか、常に吠えられる犬の場所とバス停との距離感はどうであったのか?など。
我が閑静な?住宅内でも近頃不法駐車の数が増えている。
自らの駐車場に止めている車の他に、車を所有して自分の自宅の前に止めておく。
盲導犬は左側の側面に沿って歩くことをセオリとしている。そうすることでユーザーも位置関係がかっきりする。しかし、住宅に沿って歩こうとしても行く先々に車が止まっていると、それを避けるために右に振ってはまた左へ寄らねばならない。その内、盲導犬も学習してくる。「これなら最初から真っ直ぐ真ん中を歩いた方が良い」と。
出先のショッピング外や地下鉄のホームでは怖いほど左の端を歩くユニスを見ていると学習したとしか思えない。
ところが住宅内を歩いていても前・後ろから迫って来る車を避けるために「ユニス・左に寄って!」と左へ押し込もうとする。すると、ままそこに車が置かれている。見えている者ならあと数歩前・後ろにいってへこんだ部分で待つだろうが、見えない者にはそうした判断が必ずしもできる訳ではない。駐車した車と通り過ぎる車の間で小さくなっていなければならない。
車は走行しているときだけが危険な物体ではない。
常なら安全であるべき歩道を容赦なく支配し歩行者を危険に追いやる。
車産業により国の力は付いたかもしれない。しかし、それを優先するばかりに身の危険に追いやられている人がどれほどいるか?
駐車違反などについてのコメントを新聞の投書欄などに投稿したい気持ちはある。
しかし、両隣も含めご近所さんがそのターゲットになってしまう。
「ああそうだったのですね。みんなで無くすよう考えていきましょう!」と肯定的に受け止められるのであれば良いが現実はどうだう?
2009年08月17日
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