ボランティア活動を取り上げる30分番組だが、アイヘルパー養成講座の模様を取材に数回。我が家にも半日スタッフが来て取材したり、一つの番組を作るのにも随分エネルギーがいるものだと感じる。
新聞も含め、こうしたメディアの取材は、どうかするとこちらの思いとは違ったところで一人歩きしてしまうことがある。
今回も予め作成された台本を見せてもらって幾つか手直しをお願いした。
ボランティアというのは、対象者に対するサービス活動と捕らえられがちである。
今回、質問に対する回答として「する側・される側の関係でなく、障害という問題を当事者・非当事者を越えて1市民のテーマとして考え合っていける活動を目指している」ということを幾度も伝えたのだが、やはり結果としては「視覚障害者のためにサービスを提供している」というのが前面に出てしまう。
点字のメニューにしても視覚障害者のために作っていると理解されがちだが、本来の目的は、お店側にその準備をする意識があるかどうかを問うことの方に力点がある。
入洛する視覚障害者にとって利用できやすい環境を作ることは必要であるが、それだけを求めるのであれば公的援助をもっと拡大する方向へ働きかければ良い。
我々の活動は、一人でも多くの市民がこうした活動に関わることによって、今まで知らなかった視覚障害者のこと、社会的に作られた障害がいかに多いかも気づいてもらえるきっかけづくりにもしたい。
対象者へのサービスを目的としていた人たちも活動を通して今まで見えなかったものが見えてくるようになる。
これこそがユニーズのスローガン「知ること、それが理解への第1歩」となっている。
ユニスはスタジオでも人気者であった。が、当人はリラックスしたもので「かっこ良く座って写真ポーズをとって欲しい」と願う周囲の目をよそに私の足下で伸びやかにダウンしつづけていた。
それでも見知らぬ駅舎の中ではサポートに同行してくれた人の目をちらちら見ながら「このまま進んでも良いのか」と伺っていたようである。
アイヘルパー養成講座の一こまとしても組み込ませてもらった行き帰り。受講者の人には、「ユニスを見ていたらさりげなく仕事をしているでしょう。不要な言葉や手出しは必要ないのですよ」と。などと言いながらユニスにだけ任せて行き帰りのできない自分がいる。
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